2009年6月5日に（株）OiC Factoryは設立されました。
『ごろも』というネーミングのオリジナルのコロッケを キッチンカーを使って販売した事が事業の始まりです。

規格外の野菜を有効活用し、生産者にスポットを当てたい！
食べる人に作り手の顔を見せたい！
作る人と食べる人が繋がれる商品を作りたい！
そんな想いで商品開発を行い、やっとの事で製造工場を見つけ 販売に漕ぎ着くことができました。

企業から１０年・・・
現在は『ごろも』の製造・販売は行っておりません。
様々な出会いと経験を経た中で企業当初の想いをそのままに 形を変えて事業を続けております。

私は北海道ニセコ町の大自然の中で幼少期を過ごしました。
現在のニセコ町と言えば、世界各国から富裕層が集まる 有数のリゾート地として認知されていますが、
私が子供の頃はコンビニもレストランも無い 山と畑に囲まれた小さな町でした。

親族が営むじゃがいも農家の中で生活をしていたので、
自分たちが育てた作物を家族みんなで食べる事が日常でした。
５歳頃から料理に興味をもちはじめ、誰から教わる訳でもなく 見様見真似で台所を遊び場にしていた事を思い出します。

社会人となり北海道を離れ 「食」がもたらす大きな魅力について深く考えるようになりました。

これまで「当たり前」として過ごしてきた環境が 実はとても恵まれていて、自分にとって大きな財産を 作ってくれていた事に気付きました。
素晴らしい食材に囲まれ、好きな料理を作って、お腹いっぱい食べられる事。
自分が幸せを感じる瞬間に、いつも『おいしい』がありました。
そこから得られる幸福感から自然と感謝の気持ちが芽生えました。

作物を作る生産者がいて その作物を調理する人がいて 出来上がったお料理を食べる人がいます。

『おいしい』そう感じる時、幸せを感じます。
『おいしい』その言葉を聞いた時、喜びを感じます。
作る人と食べる人を『ありがとう』で結びたい。

この言葉の中に沢山の愛が詰まっている事を知らせたい。
OiC Factory（オイシーファクトリー）として その心を沢山の方に届けられるように 『食』から生まれる多くの可能性が 沢山の人の笑顔を作り、豊かな心を育てられるよう願っています。